米寿と喜寿は何が違う?気になる中身と違いを徹底解説!

米寿と喜寿は何が違う?気になる中身と違いを徹底解説!

米寿と喜寿の違いはなに?こうした疑問をお持ちの方は増えています。還暦や古希は有名な長寿祝いですが、米寿や喜寿は何歳で祝うのか?そもそも、どんな長寿祝いなのか理解している方は少ないです。そこで今回は米寿と喜寿の違いを徹底解説。気になる中身を確認しておきましょう。

1. 米寿と喜寿の違いはなに?

米寿と喜寿の違いはなに?

米寿と喜寿は同じ長寿祝いですが、勘違いする方が多いです。還暦をはじめとする長寿祝いは特定の年齢で祝います。例えば還暦は60歳、古希は70歳のような形です。まずは米寿と喜寿が何歳の長寿祝いなのか?そしてどんな中身なのかを知っておきましょう。

・米寿祝いとは?

米寿(べいじゅ)祝いは88歳の長寿祝いです。漢字の成り立ちが由来となっており、米という漢字を分解すると「八十八」になることから米寿祝いになりました。米寿祝いは長寿祝いである一方、米の祝いとしても親しまれています。昔に比べると平均寿命が伸びたことから、還暦よりも米寿の方が現代の長寿祝いといえる年齢でしょう。

・喜寿祝いとは?

喜寿(きじゅ)祝いは77歳の長寿祝いです。こちらも漢字の成り立ちが由来となっており、喜という漢字の草書体が「七十七」と読めることから喜寿祝いになりました。還暦や古希に続く3番目の長寿祝いです。

・なぜ勘違いされやすいのか?

米寿と喜寿が勘違いされやすい最大の理由は、米寿が88歳、喜寿が77歳と同じ数字が並んだ長寿祝いであることが考えられます。また還暦や古希に比べると知名度が低いので混同する方も多いといえるでしょう。ただ漢字の成り立ちが由来となっていることを知れば、少なくとも米寿が88歳であることがわかります。

還暦や古希は中国発祥の長寿祝いですが、これ以降は漢字の成り立ちが由来であることが多いです。米寿と喜寿、そのほかの長寿祝いは混同しないように、漢字の成り立ちを覚えた上で長寿祝いを理解しましょう。

2.米寿と喜寿の気になる違いを徹底解説!

米寿と喜寿の気になる違いを徹底解説!

漢字の成り立ちや年齢のほか、米寿と喜寿にはどういった違いがあるのでしょうか。

それでは米寿と喜寿の気になる違いを見ていきましょう。2つの長寿祝いの中身を知ったところで、違いについて知っておくとより理解できます。ここでは、先ほどの中身よりも一歩踏み込んだ内容をお届けします。

・漢字

米寿と喜寿はどちらも漢字の成り立ちが由来となっている長寿祝いです。米寿は米という漢字を分解して「八十八」に見えることから米寿祝い。喜寿は喜の草書体が「七十七」に見えることから喜寿祝いにとなっています。

還暦や古希以外の長寿祝いを覚える際は、漢字の成り立ちに注目して見るとわかりやすいです。米寿が何歳の長寿祝いか忘れたら、漢字の成り立ちについて思い出しましょう。また長寿祝いの漢字について知っておくと、ちょっとした知識として披露できるので、覚えておいて損はないでしょう。

・年齢

米寿と喜寿が勘違いされやすい原因のひとつが祝う年齢です。米寿は漢字の成り立ちから88歳の長寿祝い、一方喜寿も成り立ちから77歳の長寿祝い。どちらも同じ数字が並んでいるため、漢字からの成り立ちを知らないと混同しやすいです。

ちなみに77歳の喜寿、88歳の米寿、そして99歳の白寿があります。こちらは百という漢字から一を引くと白になることからつけられました。さらに111歳の皇寿もあるのでこちらも覚えておくといいでしょう。

・テーマカラー

長寿祝いにはそれぞれテーマカラーが存在します。有名なテーマカラーといえば還暦祝いの赤ですよね。赤いちゃんちゃんこや帽子、赤に関連したプレゼントを贈る方は多いです。このほかの長寿祝いにもテーマカラーが用意されているので、それに関連したちゃんちゃんこや帽子、プレゼントを贈ります。

米寿祝いは黄色や金茶色、黄金色がテーマカラーです。黄系がテーマなので、これに関連したものを贈りましょう。また喜寿祝いは上品な紫がテーマカラーになっています。米寿と喜寿を混同してしまうと、プレゼントの色はどんな色が良いのか悩みの種となってしまいますので、米寿は黄、喜寿は紫と覚えておきましょう。

・予算

米寿および喜寿祝いに明確な予算は決まっていません。基本的に長寿祝いの相場は5,000円〜3万円ほどになっています。この相場内で収まるプレゼントを贈るようにしましょう。もちろん、プレゼントによっては大きく上回ることもあるので、経済状況と相談しながらプレゼントを決めてください。

また長寿祝いは誰が贈るかによっても予算が変動します。例えば、お孫さんから祖父母に贈る場合は、1,000円から5,000円程度が予算になるでしょう。また親族や会社の元上司などによっても異なります。立場と相場を考えて長寿祝いのプレゼントを選ぶようにしてください。

・注意点

米寿および喜寿のプレゼントを贈る際の注意点について紹介します。どちらも大きな注意点はありませんが、現金をそのまま贈るのは控えましょう。プレゼントに悩んでしまうと、そのまま現金を贈りたい気分になりますが、目上の方に現金を渡すのはマナー違反なので注意が必要です。

ただし、これまでも現金のプレゼントをしたことがある場合や、家族の米寿祝いを贈る場合は問題ありません。もし現金のみを贈る場合は熨斗袋に入れて、メッセージを添えて贈るようにしましょう。現金のみの場合は味気ないので感謝の気持ちを込めたメッセージと贈るといいです。

また、米寿および喜寿のプレゼント選びの注意点では、「苦」や「死」、「老」を連想させるようなアイテムは避けましょう。香典返しに使われることが多いお茶や、「苦」と「死」の両方が入った櫛(くし)などが挙げられます。どちらも長寿をお祝いするおめでたいイベントなので、縁起の良さや特別感を演出できるようなプレゼントを選びましょう。

まとめ

まとめ

米寿と喜寿の違いについて紹介しました。長寿を祝う年齢だけでなく、米寿と喜寿にはさまざまな違いが存在します。いまいち2つの違いがよくわからない方は、本記事を参考にして違いを理解しておきましょう。

長寿祝いは誰しもが経験する記念日のひとつです。両親や祖父母を通して祝う機会のある方は、自分の番が来るまでに長寿祝いの内容を確認しておきましょう。